CHRISTIANTODAY のサイトに上記リンクの記事『「キリスト教を嘲笑し愚弄」 パリ五輪開会式の「最後の晩餐」に批判相次ぐ』が掲載されました。引用しましょう。
26日に行われたパリ・オリンピックの開会式で、イエス・キリストと12人弟子の最後の食事の場面を描いたレオナルド・ダビンチの名画「最後の晩餐」をほうふつとさせるパフォーマンスが行われたことを巡り、キリスト教界から批判の声が上がっている。
批判が向けられているのは、エッフェル塔近くのドゥビリ橋で演じられた「祝宴」と題されたパフォーマンス。「最後の晩餐」でイエスが描かれている食卓中央部分に、レズビアン活動家でDJのバーバラ・ブッチさんが立ち、ドラッグクイーン(女装した男性)やトランスジェンダーのモデルらが周囲の12弟子を表現しているとみられる内容だった。
これに対し、フランス・カトリック司教協議会は27日、フランス語と英語で声明を発表。開会式は「感動にあふれ、世界中で称賛される美と喜びの素晴らしい表現を世界に提供しました」としながらも、「残念ながら、この式典にはキリスト教を嘲笑し愚弄(ぐろう)するシーンが含まれていました」と指摘。「深い遺憾」を表明した。
中略
批判を招いたパフォーマンスでは、全身を青く塗ったフランス人歌手のフィリップ・カトリーヌさんが食卓上に登場し、ギリシャ神話の豊穣と酒の神とされるディオニソスに扮(ふん)し、歌う場面もあった。
後略
フランスといえばカトリックの本場ですからね。こういうことをやりたい気持ちがわからなくもないですが、場所柄も相まって、有利な結果は生じませんよね。予想できなければダメだと思います。
ところで、過去記事、
christian-unabridged-dict.hatenablog.com
でも少しふれましたが、オリンピックってそもそも何なんだろうか、って考えたことありますか。
のサイトには、
オリンピックの始まり
古代ギリシャの神々に捧げる競技祭りとして始まったのがオリンピックの始まりと言われています。その歴史はとても古く、紀元前776年にギリシャ・エリス地方のオリンピアで始まりました。オリンピアはギリシャ神話の主神たる全知全能の存在であるゼウス神の聖地になります。
とあります。つまり、オリンピックとは元々、ゼウスなどの異教の神々を讃えるお祭りだったのです。新旧約の聖書で厳しく禁止されている異教を崇拝する行為、その行為そのものでは無いにせよ、そういうことが起源だとして、隠されてさえいないようなことが開催されたり、それに参加したりすることなどは問題ではないのでしょうか。
自分たち、ローマ・カトリック教会も先祖を辿ればローマ神話やミトラス、ゾロアスターに行き着くのだから、そこはまあそっとしとこう、ってわけなのでしょうか(笑。
ディオニソスについては下の過去記事で言及しています。