キリスト教の問題点について考える

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伝統的教派プロテスタントの元信徒が運営するキリスト教批判ブログです

聖路加国際病院の牧師による性暴力事件

shohgaisha.com

聖路加病院については過去記事「日本で一番美しい礼拝堂」で取り上げたことがあるのですが、今回は上記「障害者ドットコム」に掲載された記事をご紹介しようと思います。

引用します。

聖路加国際病院で難病治療に伴うメンタルケアを受けていた女性患者が、スピリチュアルカウンセラーである牧師(チャプレン)から性暴力を受けていた問題で、牧師と聖路加国際大に計約1160万円の賠償を求める民事訴訟がありました。2022年12月23日に東京地裁の判決が出ており、110万円の賠償が命じられています。

判決の出る2週間ほど前の12月6日、この性暴力事件に関するシンポジウムが開かれました。4人の専門家がそれぞれの職業的観点から熱く語っており、キリスト教施設における性暴力問題について考えていく時間となりました。

聖路加国際病院は患者ファーストと言われていましたが、そこですら医療従事者から患者へのハラスメントに対する意識は低いです。患者からのハラスメントには対策が強化されている反面、患者がドクターハラスメントを受けるリスクについては放置されているばかりか、患者の立場が年々弱まりハラスメントが潜在化しやすくなっています。

牧師が女性に性暴力を加えた、というだけで由々しき問題だと思うのですが、病院付きのチャプレンが、業務としてのカウンセリング対象に性的暴力を加えたというのですから酷い話です。外科医が手術中に麻酔で意識のない患者を殴るのと同じことです。

もう少し引用しておきましょう。

キリスト教は「愛と罪と赦し」の宗教と言われますが、性加害者への許しを強要するのは違うのではないでしょうか。だいたい「罪」も社会的な意味ではなく、神に対する罪を指すものであり、「赦し」とは神との和解を意味します。人への罪は「悪」であり、それは「償う」必要がある。この辺りが聖職者ですらごっちゃになっています。

どの教団もポジション争いに集中していて外の世界に関心が無いように見えます。自治の壁を壊すには教団の内外から声を上げることが重要ではないでしょうか。キリスト教系は国家権力の介入を嫌う節がありますが、自治を重んじるのであれば、そのぶん己を律していかねばなりません。

人に害を加えておいて、キリスト教は「愛と罪と赦し」なのだから黙っていろ、なんて理不尽極まりないですよね。でも、これがキリスト教の実態です。このような点においてはカトリックプロテスタントも仲良く同様です。と、こう言うと、キリスト教とても人の集まり、牧師とてもただの人間、などという人が必ずいるようですが、その通りです。「ただの人」どころか、低劣で反社会的な犯罪者が多く集まるようです。そういう病院や学校などとは関わり合いにならないほうがいいと思います。「君子は危うきに近寄らず」という通りです。

日本で一番美しい」などと言ってご紹介してしまい申し訳ございませんでした。悪臭には気づきませんでした。