NPO法人EMA のサイトから、上に引用したQAをみてみましょう。
Q. なぜ同性愛者が存在するのですか
A. 同性愛は遺伝的なものであるという説が知られていますが、他の説も存在しており、解明されていません。進化論の立場から言うと、同性愛者は子孫を残さないため、ダーウィンの言うように自然淘汰され、生き残ることができないはずです。しかし、国や時代を問わず、同性愛そのものは一般的に見られます。
同性愛というジェンダーが実在する、という現実は進化論と相容れない、と説明されていますね。
興味深い話だと思います。進化論を前提にするのであれば、生命の保存のためにジェンダーは単純化されるはずであるのに、現実的には異性愛の他に、同性愛、両性愛、性と身体の不一致など、様々なジェンダーが実在します。
キリスト教原理主義者と呼ばれている人達にとって、進化論は天敵ですので、この研究は今後丁度よい反進化論を証するためのツールになるのではないでしょうか。
あ、でも、原理主義者にとってジェンダーは異性愛の男と女しかないはずなのですよね。それは残念でした。進化論には反対したいけど、そのことを証明しようとすると、聖書に記述されていないジェンダーが実在することを認めなくてはならなくなってしまってまずいですよね。
この際、キリスト教に振り回されるのをやめてしまうのが一番賢明だとおもいますよ。