キリスト教の問題点について考える

キリスト教の問題点について考える

伝統的教派プロテスタント信徒が運営するキリスト教批判ブログです

神のイメージ

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エチオピアキリスト教徒がイメージするイエスと弟子たち

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高校生の頃、カトリック信者の同級生から聞いた話なのですが、マスターベーションについて告解を行った際についての話でした。今となっては微笑ましい悩みなのですが、高校生の少年というのは、色々なことに付いて思い悩むものですよね。

まずは、鴨川右岸にある、旧資産家の屋敷跡を転用した修道院を訪ねて告解をした、ということで、そのときには、「神の恩寵を汚す、重大な犯罪であり、改めない限り、地獄で永遠の罰に苦しむことになるよ」と指導された、ということでした。

次に、大阪のあるカトリック学校のチャペルで行ったときには、「そんなバカバカしいことを一々告解するな」と笑われたのだそうです。

同じような告解に対して、二人の神父が全く違う見解を示したわけですが、どちらの神父の理解している神が本当の神なのでしょうか。

 

話は変わりますが、最近耳にしないものの、プロテスタント信者のお年寄りはイエス様を「エッ様」と呼んでいたものです。今でもそんな人がいるでしょうか。

正教会では、イエスを「イイスス」、キリストを「ハリストス」と呼びますが、決して「イイスス様」とか「ハリストス様」などとは呼びません。もしそんなことを口走ったりしたらドン引きされて、以降は態度が変わるんじゃないかと思いますよ(笑)。

同じ教会の、同じ礼拝で隣に座って説教を聞いている知人であっても、その人の頭にある神のイメージと、自分の中にある神のイメージが、全く同じとは考えにくいですよね。

いかがでしょうか、神のイメージというものは、教派によって随分違うのです。また、同じ教派内であっても、まるで別の神かと思うぐらい違うのが実際です。

過去の記事
christian-unabridged-dict.hatenablog.com

でも取り上げましたが、イエス様とほぼ同年代の人、クレオパトラのイメージは、人によって、それほど違うものではありません。それが間違っていたとしても、それほどの食い違いは無いでしょう。クレオパトラは実在した人だからです。

エス様のイメージがあやふやなのは、やはり実在しなかったからなのでしょうね。