キリスト教の問題点について考える

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エホ証の正しい理屈

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子供の頃を思い起こしますと、河原町通りや四条通り、新京極などでも、カトリックの修道女をよく見かけたものですが、最近はあまり見かけませんね。それと、黒い法被を着た天理教の人立ちが、拍子木を鳴らして歌を歌いながら、行列を組んで練り歩くのも見なくなりました。

エホバの証人が、子連れで訪問してくることもすっかり無くなってしまいましたね。家にいる時間帯が変わったので気づかないだけなのかも知れませんけど(笑)。

エホバの証人と言えば、三位一体を認めません。イエス様は神(の一部)であるという、大多数のキリスト教とは異なり、人間である、という理解ですね。

細かい話をしだすとキリがありませんが、端的に言って、この理解は正しいと思います。簡単に言えば、福音書でイエス様が、その説明を行っているかいないかということです。大多数の教会が盲従しているから、ではなくて、自分自身で福音書を読んで導き出した理解によって、イエス様は神(の一部)では無い、と考えることは、正しいことでしょう。

キリストを神では無い、と言っているのに、エホバの証人は、自分たちのことを「クリスチャン」と言っていて矛盾している、と言う人がいますが、本来、「キリスト」は「神」という意味ではありません。また「救い主」という意味でもなくて、「膏(あぶら)を注がれた(塗られた)者」という意味なのです。ナザレのイエスを特定したとしても、神であるかないかはその意味に含まれてはいないのですから、エホバの証人が、自分たちのことを「クリスチャン」と言うことは間違いでは無いわけです。

 

では、その言っていることの全てが正しいのか、どうでしょうか。

例えば、食血の禁止があります。血を食してはならないというレビ記の記述から、血を食すこと、輸血を行うことなどを拒否していることはよく知られたことです。

しかし、それならば、同じように禁止されている、ブタ、カニ、エビ、貝類、イカ、タコ、なども食べないのでしょうか。

また、肉と乳製品の組み合わせも禁止されているのですから、ハンバーグ、シチューもダメでしょうし、肉食後にフロマージュを食べることも避けなくてはなりません。

つまり、ユダヤ教の食物規定である「カシュルート」をきっちり守っている、というのであればわかりますが、実際のところ、輸血を拒否して、反社会的な立場を主張しているだけのように見えます。

また、平和的で無いからという理由で、学校での武道の授業をボイコットするように、子どもに強要することもよく知られていますが、実際には、子どもを躾けると称して、ムチで打つ、というのですから驚きです。例えば、次のサイトを見て下さい。

gendai.ismedia.jp

 

ここで多くを語ってもせん無いことですので、専門家に任せたいと思いますが、疑問に思うことは自分自身でよく考えて、よくない、と思ったならば、そこから離れる努力をして下さい。

また、教義で神は三位一体と定義されているから大丈夫、ということでは無いと思います。エホバの証人などは極端な例ですが、それ以外の、いわゆる正統教義の教会であってもダメな教会はいくらでもあります。僕の観察では、キリスト教は全てアウトです(笑)。