キリスト教大辞典

キリスト教の問題点について考える

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宗教勧誘人との対話

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キリスト教の宗教勧誘といえば、まず思い出されるのがエホバの証人でしょう。十年ほどまえに、阪神地方の団地に住んでいたことがあるのですが、やはり、ときどきエホバの証人の訪問がありました。ほとんどは無視するか断って帰ってもらっていたのですが、一度だけ、思い立ってお相手したことがあります。

以下、当時を思い出しながら、できるだけあった通りに会話内容を記述してみようと思います。

 

ク:は私、クッキングホイルで、エ:エホバの証人の勧誘の40才ぐらいの女性です。

 

ク:それではお話を聞きますので玄関へお入りください。

エ:え、いいんですか、それでは失礼します。

ク:話し声が近所迷惑になってはいけませんので中へ入ってドアを閉じてください。

こういいますと、

エ:友人と一緒ですので呼んできていいでしょうか。

といいますので了承したのですが、しばらくして一人で帰ってきて、

エ:見つかりませんでしたので私だけでお話させてください。

といいながら、ドアロックを回してロックを露出させて、ドアが閉まってしまわないように細工をしてドアを閉めようとしますので、

ク:話し声などの騒音に配慮するように注意されていますので、ドアはきちんと閉めてください。何か信用できないようなことがお有りでしたらお帰り頂いて結構ですよ。

と言いますと、渋々の様子でドアロックを元に戻してドアをしめました。

挨拶や自己紹介などがありましたが省略し、本題らしき話題へ突入したあたりから記します。

 

エ:神様を信じていますか。

ク:いいえ。全く信じていません。

エ:聖書を読んだことはありますか。

ク:はい。あります。

エ:聖書を読んだのになぜ神様を信じないのですか。

ク:聖書といっても本屋にならんでいる商品の一つですよ。いちいち鵜呑みにしてたらキリが無いと思いますけど。

エ:聖書には神の真実が述べられています。

ク:その根拠は何ですか。

エ:あなたの読んだ聖書は偽の聖書です。真実ではありません。私達の聖書だけが唯一正しい聖書です。

ク:その根拠は何ですか。

エ:あなたの読んだ聖書からは「神の名」が抹消され、偽証されているのです。

ク:何のことですか。

エ:「エホバ」という神の聖なるお名前を「主」と改ざんしています。

ク:なるほど。あなたは「テトラグラマトン」をご存知ですか。

エ:知りません。何のことですか。

ク:それでは、「マソラ本文」はご存知ですか。

エ:知りません。話を逸らすおつもりではないですか。

ク:いいえ。まさに今お話していることですよ。「アドナイ」はご存知ですか。

エ:知りませんが、偽の聖書から神の名前が抹消されていることに違いは無いと思います。

ク:「マソラ本文」とはヘブル語聖書の本文のことですが、そこには「神の名前」は一切記されていません。神の名前ではなく「テトラグラマトン」が記されています。「神聖四文字」という意味ですが、聖書で神の名を呼ぶことは禁じられていますので、ユダヤ教では聖書に「テトラグラマトン」が現れると、これを「アドナイ」と読み替えます。これはヘブライ語で「主」という意味です。元々は「テトラグラマトン」は発音されていたのでしょうが、ユダヤ教徒は、神の名を呼んで罰せられることを畏れてこれを発音しなくなり、やがてその正しい発音がわからなくなってしまったわけですね。キリスト教徒は「テトラグラマトン」を仮定的に「エホバ」とか「ヤハウェ」とか発音しますが、これはユダヤ教では考えられない暴挙だといえるわけです。ですが、そういうわけで、「テトラグラマトン」を翻訳する際に、前後の関係から、場合によっては「エホバ」とか「ヤハウェ」よりも「主」としたほうがわかりやすい箇所があったのでそうしたのかもしれませんね。しかし、それを「偽証」と言うにはちょっと無理があるように思いますよ。

エ:ですが、我々はそれを悪意ある偽証と考えています。我々の聖書だけが世界で唯一の真正な聖書です。

ク:あなた方のその真正な聖書には複数のエディションが無いのですか。

エ:もちろんです。エディションは唯一です。

ク:ではアメリカの人も韓国の人も日本語で聖書を読んでいるのですか。

エ:あなたは屁理屈ばかり言っていてまともな話し合いになりませんので、私はもう帰ります。

 

概ね以上のようなやり取りだったと思います。エホバの証人の皆さんは、以後、勧誘に向かわれる際には、マソラ、テトラグラマトン、アドナイ、などの意味をよく調べてからになさるようお勧めします。