キリスト教の問題点について考える

キリスト教の問題点について考える

伝統的教派プロテスタント信徒が運営するキリスト教批判ブログです

大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか

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www.bungeisha.co.jp

 

当サイトからもリンクさせていただいている、しばやんさんのご著作が文芸社から出版され、紀伊国屋に陳列されるとのことです。

 

著者ご自身によるご記事からご紹介します。

shibayan1954.com

  通説ではほとんど無視されていますが、キリスト教伝来以降ポルトガルやスペインがわが国を植民地にする意志を持っていたことは当時の記録を読めば明らかです。キリスト教が広められるとともに多くの寺や神社が破壊され、多くの日本人が海外に奴隷に売られ、長崎などの日本の領土がイエズス会などに奪われていったのですが、当時の為政者たちはいかにして西洋の侵略からわが国を守ろうとしたのかという視点で、鉄砲伝来から鎖国に至るまでの約100年の歴史をまとめた内容になっています。
 読んで頂ければ通説が何を隠そうとしているのかがお分かりになると思います。興味のある方は是非ご一読ください。 ネットでももちろん購入が可能です。

 

読後感想など(2020/3/9)

著者のしばやんさんのブログ「しばやんの日々」にはときどきお伺いしてキリシタンに関する記事なども拝見していましたので、キリシタン禁教や弾圧、迫害に関する、学校教育では触れられることのない実情について全くの無知識ではなかったのですが、こうやって一冊の書物に書き下ろされたものを一気に読ませていただくと、また感慨もひとしお、という気がします。

まさに今、巷間にはコロナウイルスが蔓延の兆しを見せていて、人みな恐々として日々暮らしている状況ですが、大航海時代の日本も、西欧の強国、西葡蘭英のアジア支配という野望の渦に巻き込まれようとしていたこと、その手法として、キリスト教という病原が用いられて、それが少しずつ日本人の心を蝕んでいった、その有様を知ることが出来たと思います。

キリスト教徒、とりわけカトリック信徒にとっては、このような事実を認識することは辛いことかもしれませんが、実態を知ろうとすることは正しいことだと言えるのではないでしょうか。ぜひご一読をとお勧めします。