「ある少年の告白」という映画を見ました。タイトルを見てなんとなく見始めたのですが、とてもセンセーショナルな内容の映画でした。オフシャルサイトから説明を引用してみましょう。
アメリカの田舎町。牧師の父と母のひとり息子として愛情を受けながら、輝くような青春を送ってきたジャレッド。しかし、”自分は男性のことが好きだ”と気づいたとき、両親に勧められたのは、同性愛を”治す”という危険な矯正セラピーへの参加だった。〈口外禁止〉だという驚くべきプログラム内容。自らを偽って生きることを強いる施設に疑問と憤りを感じ、ジャレッドは遂にある行動を起こす…。原作は、NYタイムズ紙によるベストセラーに選ばれ、全米で大きな反響を呼んだ衝撃の〈実話〉。親と子はなぜ、互いの幸せを願うほどにすれ違ってしまうのか――。本当の自分を見つめた先に、誰にも奪うことはできない真実の愛が浮かび上がる。一筋の希望が胸を震わせる、圧倒的な人間ドラマが誕生した。
セラピーの「矯正」の実態は、人前での罵倒、吊し上げ、嫌がらせ、暴力、隠蔽など、たとえ、同性愛志向が「治療」すべきものであるとしても、それには問題があるとしか思えません。
既に約70万人、そのうち35万人は未成年である人々がこのようなプログラムを受け、今なお、この非科学的な「治療」を受けているい人がいるというのですから驚きです。
これは、同性愛は矯正しなくてはならないもの、という偏った考えを持った一部の人の傾向として描かれているのですが、僕にはキリスト教全体を写す鏡のように見えました。