キリスト教大辞典

キリスト教の問題点について考える

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最初は正しく美しい

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崇徳上皇の怨霊

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平家物語は読まれましたでしょうか。僕は、吉川英治の「新平家物語」を読みました。原典のまま、とか、岩波などの翻訳ものを読んでいれば、平家は読みましたよ、と威張れるのでしょうが、吉川の新平家は、ある程度原作に拠っているとは言え、半ば創作物語のような歴史小説であって、「平家を読んだ」と言うにはちょっと弱いところがありますが、それでも、文庫で十数冊にも及ぶ大作だったと思います。

中学生の頃でしたので、もう随分前の話ですが、よく覚えている箇所があります。崇徳上皇が、父、鳥羽法皇の死に際して対面できなかったこと、また、子でなく、弟が後白河帝として皇位を継承したことなど、色々な思惑が絡み合って「保元の乱」が起ったことについて、今回のタイトルである「最初は正しく美しい」と記されていたことです。

発端は皇室の家族同士のいがみ合い、兄、崇徳上皇が、弟、後白河天皇を諌めようとしたに過ぎなかったわけで、もし、彼らが腹を割って話し合いをすることがあったなら、歴史に「もしも」はありえない、とは言うものの、そう思わざるを得ない、と言ったところでしょう。しかし、これをきっかけに、皇族、公家、源平の武家などが敵と味方に別れて戦いとなり、後に、実政権を武家に奪われてしまうきっかけの一つとなっていくわけです。

当初、誰かの意見に賛同し、その勢力に参加することが正しいことだと思っていても、いつの間にか本意を逸脱した潮流に乗っていて、全く思ってもいなかった別の帰着点に向かい始める、というようなことはよくあることです。

 

カエサルの貨幣」だけを頼りに生きながらえている、自称「キリストの体」たる現状のキリスト教会を、イエス様はどのように見ているでしょうか。