キリスト教の問題点について考える

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伝統的教派プロテスタント信徒が運営するキリスト教批判ブログです

プロテスタント教会とは

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trinitymurdock.weebly.com

 

プロテスタント教会、といえば、カトリック教会でも、正教会でもないキリスト教会のこと、と理解している人がほとんどではないでしょうか。大間違いではないでしょうが、正解ともいえないでしょう。

プロテスタント」とは、16世紀ごろ、宗教改革によってカトリック教会から分離した教会のこと、と定義することができます。

現状で実在する教団だけで言うのであれば、まずは、カトリックから直接離れた、聖公会、ルター教会、改革教会があります。それから、聖公会から枝分かれした清教徒とメソジスト、清教徒からは、バプティストと組合教会、メソジストからはナザレン教会、インマヌエル教団、ホーリネス教団、救世軍がさらに派生し、また、非国教徒とよばれた長老教会も聖公会からの分離派です。

このあたりまでが、宗教改革を機会として生まれでたプロテスタント教会だと理解することができるでしょう。

整理しますと、プロテスタント教会

これだけです。これら以外の教会は、宗教改革との関連がありませんので、プロテスタントとは言えないということになるでしょう。つまり、キリスト教を宣教する理由を有しない、ただの集金組織に過ぎない、ということになるわけです。

簡単にいえば、「福音派」の教会です。プロテスタント教会は、カトリックの「教会主義」に対抗するために「福音主義」を主張します。ですから、「福音派」と名乗ることは、プロテスタント教会であることを主張しているかのように見えますが、実際には、宗教改革との関わりが見当たりません。しかし、「なぜ」キリスト教を宣教するのか、その動機の有無は非常に重要なことであるはずだと思います。

彼らは「保守的」であることを表明していますが、実際には、歴史に裏打ちされた、聖書解釈を持ち合わせていないだけのことなのです。それなので、旧約聖書に「十分の一の捧げもの」という言葉があることを知ると、献金は収入の十分の一、などと言い出します。そして、そうすることが聖書に従うことだと思いこんでいるようですが、そんなことで聖書に従順だと評価されるのであれば、613もある律法の細目をすべて守らねばならないでしょう。すなわち、エルサレムへ行って、岩のドームを破壊し、トーラーに従って唯一神殿を再建しなくてはならないことになってしまいます。

そもそも、十一献金とは、宗教改革時代のカトリック教会が民衆に課した教会税の税率です。そんな馬鹿げたことを信者に強いる教会を「プロテスタント」と呼べるでしょうか。考えるまでもないことです。

上にプロテスタント教会の一覧を記しましたが、同じ名前であっても、集金組織である危険性はあります。

まっとうなキリスト教会だと思っていても、ある日突然牙をむき出しにして金を要求し始める強盗集団に注意して下さい。「献金」と「福音派」は危険を測るキーワードです。