過去記事
で、最も危険度の低い(安全という意味ではありません)教会はユニテリアンだろう、と結論付けて、しかし残念ながら日本にはありません、と締めくくったのですが、日本には「同仁教会」がある、とご指摘いただきましたので、ご紹介させていただくことにしました。
幸い、教会のサイト があるようですので、ご覧いただければ一番よろしいでしょう。
同サイトの説明によれば、
1890年、アメリカ、ユニテリアン・ユニバーサリスト教会からベリン牧師他2名の宣教師団が来日し、クリスマスに九段下飯田町に教会堂建設。
とあり、既に100 年以上の歴史があるようです。また、戦時、一時的に日本キリスト教団に合併されたようですが、戦後再び独立した、という経緯があるようです。
ユニテリアン・ユニヴァーサリズム - Wikipedia によれば、
多くのUU教徒は自身のことをヒューマニストであるとしている。他のUU教徒はキリスト教、仏教、ユダヤ教や自然崇拝、無神論、不可知論、博愛主義等をUUと同時に信仰している。中には教義の名前を特に使用せず様々な信仰を組み合わせている信者もいる。このような多様性はUU教徒から運動の利点と考えられていると同時に、各自比較的統一された教義と習慣を持つ(カトリック、プロテスタント、ユダヤ教、大乗仏教等)各宗教団体の中には教義を持たないUUを支持しない所も多い。UUは個人が自己や社会、自然との繋がりの中で各自意味を追求することを重要視し決められたドグマを持たないからであるとされている。
とあります。
実際行って確認していませんのでなんともいえませんが、同教会のサイトを見ますと、教会の外観にも、講壇上にも十字架が掲げられていますし、牧師はガウンを着用していますし、組織名称が「キリスト教会」であることなどからも、Wikiが説明するユニテリアン・ユニバーサリズムのイメージよりは、普通のプロテスタント教会に近いように感じます。
また、
礼拝は神を称える賛美歌を歌い、祈り、牧師は聖書を通して示される神の御心を伝えます。静かに自分の心に目を向け、神と対話する時間を大切にしています。キリスト者にとって信仰生活の中心になるものです。
というような説明をみますと、ユニテリアン・ユニバーサリスト、というよりは、リベラルなプロテスタント教会、と考えたほうがよさそうです。
興味がある方は、一度見学してみてもいいかもしれません。