キリスト教大辞典

キリスト教の問題点について考える

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なぜ断食を行うのか

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記事「断食」でも引用しましたが、福音書の次の箇所

マタイ福音書 6:16-18

断食をする時には、偽善者がするように、陰気な顔つきをするな。彼らは断食をしていることを人に見せようとして、自分の顔を見苦しくするのである。よく言っておくが、彼らはその報いを受けてしまっている。あなたがたは断食をする時には、自分の頭に油を塗り、顔を洗いなさい。それは断食をしていることが人に知れないで、隠れた所においでになるあなたの父に知られるためである。すると、隠れた事を見ておられるあなたの父は、報いて下さるであろう。

において、イエス様は断食を行うなと言っているわけではありません。人に評価してもらうためにするものでは無い、と言っているのです。それだけではなく、神に評価されるために行うものでもありません。人知れず断食をしたとしても、それが、ただ空腹に耐えるために行って、耐えた分だけ神からの評価が高まる、と思って行うのであれば、他人には知られなかったとしても、神に見せるために陰気で見苦しい顔つきをしているだけのことになってしまいます。

え、それもダメだって言うなら、一体断食って何のためにするんだよ、と思われたでしょうか。それでは、なるべくわかりやすく断食の意味をご説明させていただこうと思います。

キリスト教徒が断食を行う必要がある、というところの理由は、苦しむために、ではありません。むしろ逆なのです。人間って、そんなにたくさん食べなくても大丈夫なんだね、ということに気づくことが目的です。それに気づけば、贅沢な食材も、衣服も、住宅も、学歴も、財産、資産も、別に必要ないよね、ということにも気づきます。これが断食を行う必要の意味です。おわかりいただけたでしょうか。

エス様は資産家の青年に

「もしあなたが完全になりたいと思うなら、帰ってあなたの持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に宝を持つようになろう。そして、わたしに従ってきなさい」

と要求しましたが、今すぐすべて捨てなさい、と言ったわけではなかったのです。断食を通して得られることがらを理解して、少しずつでいいから何か始末して飢餓に苦しんでいる子どもたちを扶けられるのではないか、と考えなさい、と言っているのです。

福音が世に伝えられて、既に2000年が経った今、飢餓人口は8億1500万人だと言います。世界の人口の11%にあたります。つまり、キリスト教のやり方では、真実の神の国を実現出来なかった、キリスト教は失敗だった、ということです。だからといって、他に成功した宗教、とか、将来成功する見込みのある宗教がある、というわけではないのですが(笑)。

ネットを見ていると、有名人との2ショット写真をアップして俗人ぶりを露呈している聖職者や、他人や他教派の悪口ばかり言っている人、人の聖書の解釈の間違いを指摘しているわりにはご本人の解釈もどうかと思われる人、貴石や珍木で作られれた信心用具の自慢をしている人、ヨーロッパへ巡礼旅行した、と自慢している人、聖書のコピペを貼り付けて皮肉の代用にする人、病気だ病気だと大発表して同情発言してほしい人、キリスト教徒の実体は、だいたいこういう傾向へと落ち着きつつあるようです。

キリスト教なんて早めに捨てたほうが賢明だと思いますよ。人生の無駄もいいとこです。