「まるで野菜を切り刻むかのように、仏教徒は我々を殺しに来た」
報道番組で、難を逃れたロヒンギャがこのように言っていました。
私は、宗教の中では、仏教が一番マシだと思っていました。このような事案があったとしても、思想そのものについては少なくともキリスト教よりは優れているという見方に変わりはありません。
しかし、美味なる果実であっても、汚染された器で供されたものは、結局は毒です。宗教は毒になりやすい。
宗教なんぞには滅多矢鱈と手をだすべきではありません。不必要だからです。止むにやまれずイスラームであるもの、仏教徒であるもの、そしてその故に迫害されるもの、迫害しなければならない、と思い込むものの悲哀に思いを致すことができるのですか?