キリスト教の問題点について考える

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伝統的教派プロテスタント信徒が運営するキリスト教批判ブログです

マザー・テレサの真実

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edition.cnn.com

 

マザー・テレサが「聖人」に認定、疑問の声も」という記事があります。

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

一部引用しておきます。

マザー・テレサを表立って批判してきた故クリストファー・ヒッチェンズ氏は、2012年に『The Missionary Position: Mother Teresa in Theory and Practice(宣教師の立場:マザー・テレサの理論と実践)』と題された本を出版。その中で、神の愛の宣教者会の施設を訪れた医師たちの証言として、患者たちは不衛生な環境の中で満足な食事も与えられず、鎮痛剤もなく、医療ケアが十分に行き届いていないと記述している。その一方、マザー・テレサ本人が医師の診療を受けるときは、高額な米国の医療施設へ通っていたという。(参考記事:「世界の貧困対策、カギは農村と女性」)

 さらにヒッチェンズ氏は、マザー・テレサが投資家のチャールズ・キーティング氏から100万ドル以上の献金を受け取っていたことを明かした。キーティング氏は後に詐欺罪で実刑判決を受けているが、この裁判でマザー・テレサは、キーティング氏と自分の関係を説明することなく情状酌量を求める手紙を裁判所に書き送っている。他にも、数千人の国民を拷問にかけて殺害させたとされるハイチの右翼独裁者ジャン・クロード・デュバリエからも献金を受け取り、その功績を称えていた。(参考記事:「苦難に負けない ハイチの誇り」)

 ヒッチェンズ氏はまた、宣教者会の元修道女であるスーザン・シールド氏の手記(未出版)を引用し、マザー・テレサが死の床にある病人へ秘密裏に洗礼を授けるよう修道女たちに指導していたことも明らかにした。患者に「天国への切符を得たいと望みますか」と質問したあと、熱を冷ますふりをして額に水で濡らした布を置き、祈りの言葉をささやいて、気づかれないように患者に洗礼を授けていた。(参考記事:「聖なる水」)

 

随分金が好きな婆さんだったようです。

カトリックでは一般信徒も洗礼を施すことができますが、よほどの緊急性が無い限り、一般信徒(現行教会法では修道士・修道女は一般信徒)が洗礼を施すのは適当では無いはずです。なぜこういうことをしたかというと、何人洗礼をうけて信徒になったか、という数字が業績だったからでしょう。信徒数を増やしたという業績が、上部組織からの評価となったわけです。マザー・テレサは貧者の世話をするフリをして施設に誘い込み、死にそうになって意識が無くなるのを待って、洗礼を授けて業績に加えていたわけです。

 

もう少し引用しましょう

前出のカニンガム氏は、問題はあるもののマザー・テレサが多くの人々に希望を与え、人が嫌がる仕事を自ら進んで行ったことは事実だと語る。

「それを30年も40年も、来る日も来る日も続けるのは、並大抵のことではありません。彼女の列聖は、慈悲の心とはどういうものか、改めて教えてくれるものでした」 

 

人が嫌がる仕事を自ら進んで行うひとなんて山ほどいます。それを30年も40年も、来る日も来る日も続けても、マザー・テレサのような金持ちにはなりませんし、病気になっても、マザー・テレサのように高度医療を受けることなく死んで行くのです。