キリスト教の問題点について考える

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三位一体

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三神一体 - Wikipedia

 

三位一体はキリスト教独自のアイデアではありません。神が3つのパーツから成立する、というアイデアには、実に多くの例があります。

 

たとえば上写真の三神一体」の項には

三神一体(さんしんいったい)またはトリムルティ([trɪˈmʊərti];サンスクリット: त्रिमूर्तिः trimūrti、"3つの形"の意)は、ブラフマーとヴィシュヌとシヴァは同一であり、これらの神は力関係の上では同等であり、単一の神聖な存在から顕現する機能を異にする3つの様相に過ぎないというヒンドゥー教の理論である。すなわち、ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの3柱は、宇宙の創造、維持、破壊という3つの機能が3人組という形で神格化されたものであるとする。一般的にはブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァがそれぞれ創造、維持、破壊/再生を担うとされるが、宗派によってバリエーションが存在する。

 

また、ウィキペディア三相女神」には、

紀元前7千年紀のアナトリアの村では女神の三相を表す、「うら若き少女(妙齢の処女)」、「成熟した母親」、「老婆」の3つの姿が描かれた太女神を崇拝した[1]、「三相一体の女神には3人の最も高貴なものたち」として知られている[2]。それは満ちる月・満月・三日月(欠ける月)という月の三相でもあり、死と再生を繰り返す永遠の循環をも意味している。多面性を持った複雑な多種の相を持つ女神や魔女などは、刻々と姿を変える月に重ねられたのである。

 

という説明があります。つまり、神と言えば3つに分割するもの、という常識がキリスト教成立当時の流行であって、ユダヤ教男神一人だけだったので少し流行に遅れているようなイメージだったのでしょう。それで、新規に立ち上げるキリスト教はどうせなら3分割を取り入れておこう、そういう感じでキリスト教の神は「三位一体」ということになったわけです。