東京、小平市にある児童養護施設「東京サレジオ学園」で行われている小児性虐待(ペドフェリア)については、過去の記事、
christian-unabridged-dict.hatenablog.com
でもご紹介しましたが、記事によれば、1年間にわたり、同施設内において、小児性虐待の被害を受け続けた日本人が実名で名乗り出た、ということです。
記事内容を一部引用してみましょう。
かつて1年間にわたって受け続けた小児性虐待(ペドフェリア)被害を告白したのは、現在62歳の竹中勝美氏だ。児童養護施設「東京サレジオ学園」(東京・小平)出身のカトリック信徒である。施設はイタリアに本拠地を置く修道会「サレジオ会」が運営しており、神父はかつて園長を務めたドイツ人で、名をトマス・マンハルドといった。竹中氏は、カトリック神父による児童性虐待被害を実名で名乗り出た、初めての日本人である。
性的虐待によって心の傷を抱えた竹中氏だったが、その後一連の記憶を20年以上にわたって心の中に無自覚にしまい込み、あたかも「ないもの」のようにして暮らした。ところが30歳を過ぎて間もなく起きたフラッシュバックが起き、鮮明な記憶を取り戻した。時間をかけて心を整理し、「ほかにも苦しんでいる人がいるはず」と意を決して、自身の経験を教会に申し立てたという。
これに対して日本の教会──修道会、教区あるいはカトリック中央協議会──は、竹中氏への体験を否定こそしなかったものの、結局、実態解明のための調査をすることはなく、「沈黙」を守ったまま。そして再び18年間が過ぎた。
昨年末、この問題を取材する中で私は竹中氏の存在に突き当たった。私との対話を続ける中で竹中氏は、クリスマスの深夜ミサで神に祈り、改めて実名で名乗り出る決心を固めたという。
なんとも酷い内容ですよね。僕としては、このような被害に遭いながら、今なおキリスト教徒で有り続けておられることに驚いているのですが、それはまあともかくとして、このように、人に苦悩を与えるのは、エホバの証人や、什一献金を要求するような、悪性の際立った教会ばかりではない、ということのようです。
キリスト教徒の皆さんは、ぜひこの記事
日本でも起きていたカトリック神父の性虐待 実名告発の衝撃│NEWSポストセブン
をお読みください。