キリスト教の問題点について考える

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京都のタブー

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では、京都に関する、残念な都市伝説のことなど少し書かせて頂いたのですが、今回は、あまり知られていない、本当のタブーなどについて触れて見ようと思います。

まずは「桜」です。桜は、外に咲いているものを鑑賞する限り、何も問題はありません。京都でも、嵐山、高雄、円山公園、御室など、各地に桜の名所があって、シーズンには多くの観光客で賑やかになります。僕は、上にもご紹介しましたが、哲学の道の桜が好きです。また、京阪電車に乗りますと、藤森のあたりから中書島ぐらいまで、沿線の桜が見事で、車窓からつかの間の花見を楽しむことが出来ます。

しかし、家の中に桜を入れてはならない、というルールがあります。桜は、咲くと程なくして散ってしまいますし、見事なさきぶりから、根本には人の死体が埋められているのではないか、と言われたりしますので、何か、不浄なイメージが拭い切れないことが理由でしょう。桜のデザインがあしらわれている小物なども忌避します。

次は「八朔」をご紹介しまょう。テレビで、祇園上七軒の芸舞妓が、暑い中、紋付きの黒い正装を身に着けて、茶屋や置屋を挨拶に回る様子をご覧になったことがあるのではないかと思いますが、玄人だけのことではなくて、京都の市中では八朔に暑中のご挨拶を行う、という習慣があります。「お中元」ですね。お中元は、八朔(8月1日)から、遅くともお盆の前までに行う、ということになっています。

お茶屋」と言いますと、お茶の葉を商う店のこと、と思われるかもしれませんが、京都では芸舞妓をあげて遊ぶお店のことで、お茶の葉を売るお店は「葉茶屋」と呼びます。

今は、東京の習慣である「新盆」を行うことが全国的になってきていて、お中元は7月中に行う習慣が広がってきていますが、京都の人は8月上旬に行うのです。

ちなみに、「七夕」のお祭りは、お盆に付随するお祭りですので、旧盆を行う京都では、七夕を8月7日にお祝いします。

最後に「事始め」をご紹介します。こちらも、京都の年末行事として、芸舞妓が芸事の師匠宅を訪って、挨拶を行う様子などをご覧になったことがあるのではないかと思いますが、こちらは「お歳暮」の目安で、歳暮をお渡ししたり、新年の用意を始めるのは事始め(12月13日)以降で、という決まりがあります。

神棚の神札や、入り口のしめ縄を新しいものに改めたり、正月料理の下拵えを始めたりするのは事始め以降にしよう、ということになっていて、子供の頃は、事始めがくると、急に家の中や通りの様子が改まったような、緊張感を感じたものですが、商店街が正月は10日近くまでお休みだった頃とは違い、この頃はスーパーやコンビニも元日から営業していますので、そんな緊張感もすっかり薄れてしまったようです。