キリスト教の問題点について考える

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バチカン銀行

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バチカン銀行の資金洗浄に捜査のメス。20世紀から続く資金洗浄の歴史 – わくたまの「ジャンクな人とモノ」

 

バチカン銀行の資金洗浄に捜査のメス。20世紀から続く資金洗浄の歴史」というブログ記事がありました。引用してみましょう。

 

取引のあるイタリアや米国の銀行の担当者の中にはマフィアの世界とつながりのある者もおり、他国の捜査機関が原則として指一本触れることのできないバチカン銀行は、麻薬資金などの巨大な洗浄装置として悪用されるようになったとされる。法王庁は一貫して否定しているが、一説によれば、バチカン銀行は資金洗浄額の10%以上を手数料として取り、得た利益を東欧や中南米の反共組織に送金していたともいわれている。

こんなことを書いていると「陰謀史観に支配されたオカシイヤツの与太話」とか思われてしまいそうですが、少なくともイタリア司法当局はそのようには考えていません。この問題はイタリア司法当局が実際に動き、捜査関係者が殺され、2006年にはマフィア幹部が実際に起訴され、そして今回の産経の記事で紹介されている事件につながっている、実話です。

 いかがでしょうか。想像だにし得ない奇想天外な事実、とまでは言えないでしょう。ありそうなことです。記事を読み進めますと、「ロスチャイルド家」がバチカン銀行設立に関与したのだ、と説明されていますが、ロスチャイルド家とはユダヤ系財閥です。お互い、金になることであれば、宗教も主義主張も関係ない、ということになるのでしょうね。

もう少し引用してみましょう。

アンブロシアーノ銀行はイタリアンマフィアと結託しマネーロンダリングを行うなど、闇の権力と密接な関わりがありました。特に問題になったのは1980年代。当時のバチカン銀行の総裁はアメリカのシカゴ出身のポール・マルチンクス大司教で、まさにイタリアンマフィアとシカゴギャングのコラボレーション。

ポール・マルチンクス大司教は、こうした問題を改革しようとしたヨハネ・パウロ1世の暗殺にも関わったとも言われています。その後、アンブロシアーノ銀行は大量の使途不明金を抱えたまま、破綻。大スキャンダルとして社会的問題になったことで、イタリア司法当局も動き、大々的な捜査が行われました。

ヨハネ・パウロ1世は、1978に教皇就任後、わずか33日後に急逝した人物です。暗殺されたという証拠は無いようですが、もし事実であるならば、カトリック教会という団体は、人を殺してでも金を優先させる低劣な組織なのだということになるでしょうね。

もっとも、金にまみれているのはカトリック教会ばかりではありません。アメリカ最大のメガチャーチとして知られるレイクウッド教会では、献金60万ドル、およそ6150万円が盗まれたのだとか。この額は2日間の礼拝で献金されたものだということです。