キリスト教の問題点について考える

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キリスト教徒はゾロアスターを信じている

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この記事もログから拝借しました。

 

今回は「ミカエル」という天使について考えて見ましょう。ミカエルはユダヤ教カトリック教会、正教会プロテスタント教会、およびイスラームにおける共通の認識で、実在する天使であると考えられています。

人の名前にも使われていますね。 マイケル、マイク、ミハイル、ミシェル、ミゲルなどです。ミカエルが旧約聖書に登場するのはダニエル書10:13が最初です。見てみましょう。

ペルシア王国の天使が21日間わたしに抵抗したが大天使長のひとり、ミカエルが助けにきてくれたので、わたしはペルシアの王たちのところにいる必要がなくなった。

この記述により、天使ミカエルはユダヤ人の守護者、キリスト教徒の守護者であるということになっているようです。しかし、この記述内容はダニエルの感じた〝幻〟なのです。なぜダニエルの幻に出てきたミカエルが現実に存在する天使だということになるのでしょうか、おかしな話です。

そして最大の問題はこれからです。上で引用したダニエル書の記述をよく見て下さい。「ペルシア王国の天使」と書かれていますね。ダニエルは、ペルシア王国の天使、つまり、ペルシアの宗教であるゾロアスター教の天使に抵抗されたのだと主張しているわけです。助けにきたミカエルが実在であるなら、このゾロアスターの天使も当然実在でしょうし、ゾロアスターの天使が実在していたのだということは、すなわちゾロアスター教の神も実在していることになります。

ダニエル書のこの記述によってミカエルの実在を信じているキリスト教徒は、同時に、キリスト教の神以外に、少なくともゾロアスター教の神が実在することを信じていると告白していることになります。聖書とはこのような矛盾に満ちたおとぎ話に過ぎないということが現実なのです。

宗教なんて結局ダニエルのような稀代の大嘘付の吹く笛に踊らされているだけのことです。一度冷静になって鏡を見てみてはどうでしょうか。