キリスト教大辞典

キリスト教大辞典

キリスト教の問題点について考える

約束の地

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旧約聖書の預言が、最終的に実現された結果である、と、キリスト教は自分たちをそのように考えているようです。

しかし、本当にそうなのであれば、何よりもまず、ユダヤ教の主流がそれを認めなくては意味がありません。ユダヤ教は、神とは「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神」であり、イスラエルの民をエジプトから乳と蜜の流れる約束の国へ導き上らせる、という約束があり、そのために「十戒」を示された方なのだと理解していて、その理解の根拠は聖書に記されている、というわけです、キリスト教はそれをユダヤ教から借用しているのですから、ユダヤ教が納得できる説明をして、初めて意味を成すわけです。それができないなら借用ではなく無断盗用と言わねばなりません。

ユダヤ人の聖書である旧約聖書には、ペリシテ(パレスチナ)やモアブ人のように死後を重要視する偶像崇拝に陥ってはならない、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神は生きているものの神だと記されています。

ああ、あの契約ね、あれ、古くて時代遅れになったからさ、別の契約に書き換えようよ。と、神自身がそう言ったと、これがキリスト教の言い分です。

神は完全なるものなのですから、一度交わした約束は絶対のはずです。仮に、神が二段階に分割して契約を小出しにしたというのであれば、それは、「ユダヤ教徒に納得のいく形で」預言者を通してその理由が述べられなければならない、ということです。

「お前らが納得しないなら、見てろ、イエスはただの預言者じゃないんだぞ、いいか「神」だぞ「神」。まいったか、おどろいたか、認めろよ、バカ。この糞ユダヤ人が」

そんなこと言われてもユダヤ側としては苦笑するほか無いわけですが、実際には、このようにしてユダヤ人差別が始まったわけです。キリスト教のみせかけの価値を高めるため、アレクサンドリア図書館を破壊し、科学者を惨殺し、ユダヤ人を抹殺しようとする、キリスト教とはそのような卑怯で狡猾な人物の駄集合なのです。

旧約聖書は認めるが、書き手がアホだったから、ちゃんと書けてないわけ。だから書き直したよ。それがコーランだよ。というイスラームの主張のほうがずっとまともだと思います。

キリスト教の主張が正しいなら、「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神、イエスキリストの神」、と神の修飾が修正され、ユダヤ教の聖書自体にそのことが加筆され、「キリスト教」のような陳腐な新興宗教は発生しなかったはずだと思います。

約束の地であるイスラエル国家は地上の教会に、乳と蜜の流れる楽園は、天上の教会、すなわち天国にすり替えられましたが、よく考えてみてください。これは旧約聖書で神が強く非難した、モアブやペリシテ人が行っている偶像崇拝、死後に望みを置く消極的な生き方、そのものではないでしょうか。

ユダヤ人は認めないが、実際はユダヤ教の展開後の宗教だ、なんてことはあり得ません。キリスト教とは、ローマの支配下にあった、イスラエルに渦巻いていた新メシア(強い政治力をもった指導者のこと)待望の機運を利用して勃興した、行き当たりばったりのテロ宗教に過ぎなかったのです。今でいうISですね。2000年前には、キリスト教が「愛」などと言ったら、バカなことを言うな、と叱られたでしょうが、2000年後にISが国際宗教に成長したときには、暴力性が排除されて「神は愛」なんて言ってるかもしれません。